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中国現代思想研究1

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科目名 中国現代思想研究1
教員名 姚 毅
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 中国語中国文化学科
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ ジェンダーの中国史
授業のねらい・到達目標 本講義はジェンダー視点から、中国近現代思想を読み解いていく。20世紀以降、中国は日本に遅れをとりながら、日本に範を求め、近代化を歩み始めた。しかし、同じく近代家族を目指しながらも、家族構造やセクシュアリティ、性別役割分担などにおいては、日本と異なる点も多々あった。また、社会主義時代と改革開放時代において、女性をめぐる環境は、それぞれの理念のもとで、未曾有の変化を遂げた。本講義は、日本と中国との比較を意識しながら、時代変化の思想的脈絡を確認し、ジェンダー視点から波乱に富んだ20世紀の中国の歴史を考察する。
授業の方法 講義を主とする。
授業計画
1 ガイダンス
2 近代的なジェンダー秩序の形成①伝統的なジェンダー秩序の批判
3 近代的なジェンダー秩序の形成②良妻賢母論の受容と批判
4 近代的なジェンダー秩序の形成③留日女学生と日本人教習
5 近代的なジェンダー秩序の形成④日本の女性記者のみた中国
6 社会主義時代のジェンダー秩序①『婚姻法』と土地改革
7 社会主義時代のジェンダー秩序②天の半分――女性性の否定
8 社会主義時代のジェンダー秩序③はだしの医者
9 社会主義時代のジェンダー秩序④売買春の根絶
10 改革開放時代のジェンダー秩序①「女性性」を取り戻す
11 改革開放時代のジェンダー秩序②『婚姻法』に見る家族観念の変容
12 改革開放時代のジェンダー秩序③性産業から見る性倫理の変貌
13 改革開放時代のジェンダー秩序④女性労働力から見る女性地位の変化
14 要点の確認
15 総括
その他
教科書 テキストは授業中に指示する。
参考書 参考書は授業中に指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
授業で取り上げた内容についてどれだけ理解し、具体例を踏まえて考察しているか、授業内の発言やコメントペーパー・レポートから評価する。
オフィスアワー 毎回授業後

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