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西洋史特講2

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科目名 西洋史特講2
旧カリキュラム名 西洋史特講2
教員名 髙草木 邦人
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ 近現代ルーマニアおける憲法修正をめぐる議論
授業のねらい・到達目標 いまからおよそ100年前、ルーマニアでは憲法修正が国会において議論されました。当時のルーマニア憲法は1866年に制定されたので、この議論は制定からおよそ50年という時期に当たりました。そこで主に議論されたのは「所有権」と「選挙権」でした。本講義では、この二つの権利をめぐって、何が議論され、何処まで議論されたのかを、国会の議事録、当該時期の新聞・雑誌、日記や回想録などを利用しながら、検討していきます。本講義の学習を通じて、様々な史料に立脚しながら、時間の相のもとで歴史的事象を考えることを学習します。
授業の方法 当日に配布するプリントや映像資料などを利用しながら、基本的に講義形式をとりますが、第5回と第9回に授業内レポートを課する予定です。なお、受講者の人数とその理解度に応じて、下記の授業計画を若干変更することがあります。
履修条件 特になし
事前学修・事後学修,授業計画コメント 下記に指定している事前学習用の教科書、および参考書を読み、知識を蓄えておいてください。
授業計画
1 ◆ガイダンス
本講義の進め方と評価の基準を説明します。
2 ◆なぜ改革の機運は高まったのか?①
農民反乱の背景を中心に学習します。
3 ◆なぜ改革の機運は高まったのか?②
政党再編を中心に学習します。
4 ◆なぜ改革の機運は高まったのか?③
バルカン戦争の影響を中心に学習します。
5 ◆授業内レポート
第2回~第4回までの要点を確認します。
6 ◆国会において何が議論されたのか?①
憲法修正をめぐる議論を中心に学習します。
7 ◆国会において何が議論されたのか?②
所有権をめぐる議論を中心に学習します。
8 ◆国会において何が議論されたのか?③
選挙権をめぐる議論を中心に学習します。
9 ◆授業内レポート
第6回~第8回までの要点を確認します。
10 ◆憲法修正に社会はどのような反応を示したか?①
知識人の反応を中心に学習します。
11 ◆憲法修正に社会はどのような反応を示したか?②
農民の反応を中心に学習します。
12 ◆憲法修正に社会はどのような反応を示したか?③
労働者の反応を中心に学習します。
13 ◆学習内容の整理
授業内試験と解説を行います。
14 ◆史料・文献の調査と講読
関連史料・文献の調査と講読を各自に行ってもらいます。
15 ◆本講義のまとめ
本講義の総括と補足を行います。
その他
教科書 ジョルジュ・カステラン著(萩原直 訳) 『ルーマニア史 (文庫クセジュ)』 白水社 1993年
上記の教科書は事前学習用の教科書です。教科書に書かれていることを前提に講義を進めるので、事前に読んでおいてください。講義では、各回に配布する資料をもとに授業をおこないます。
参考書 伊東孝之・直野敦・萩原直・南塚信吾・柴宜弘 『東欧を知る事典』 平凡社 2001年 第新訂増補版
ジョルジュ・カステラン著(萩原直 訳) 『バルカン世界―火薬庫か平和地帯か (叢書東欧)』 彩流社 2000年
成績評価の方法及び基準 平常点(50%)、授業内テスト(50%)
平常点は、第5回と第9回に実施する授業内レポートなどをもとに評価します。
オフィスアワー 授業終了後に受け付けます。

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