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科目名 | 美学演習8 | ||||
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教員名 | 高橋 陽一郎 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 現代美学の基礎文献読解 |
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授業のねらい・到達目標 | 前期と同様「フランクフルト学派」の藝術論を扱う。後期の本演習では、Th. W. アドルノの『不協和音』より第一論文「音楽における物神的性格と聴取の退化」を講読する。この論文は、前期に扱ったベンヤミンの「複製技術」論文を念頭に置いて書かれたという点で互いに関連をもっているが、ベンヤミン以上に激しい現代批判・大衆批判の論調を帯びている。これもまた、現代を反省的に見ようとする人間にとって良い試金石となりえよう。 |
授業の方法 | 輪読形式で進める. |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | アドルノの思想を十全に理解するために、それぞれの回で問題となっていたことを備忘的に記録することを勧める。また、理解を助けるためにも、質問を大いにされたい。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス:フランクフルト学派とアドルノ |
2 | 『不協和音』序文の講読 |
3 | 「音楽における物神的性格と聴取の退化」講読(1) |
4 | 「音楽における物神的性格と聴取の退化」講読(2) |
5 | 「音楽における物神的性格と聴取の退化」講読(3) |
6 | 「音楽における物神的性格と聴取の退化」講読(4) |
7 | 「音楽における物神的性格と聴取の退化」講読(5) |
8 | 「音楽における物神的性格と聴取の退化」講読(6) |
9 | 「音楽における物神的性格と聴取の退化」講読(7) |
10 | 「音楽における物神的性格と聴取の退化」講読(8) |
11 | 「音楽における物神的性格と聴取の退化」講読(9) |
12 | 「音楽における物神的性格と聴取の退化」講読(10) |
13 | 「音楽における物神的性格と聴取の退化」講読(11) |
14 | 「音楽における物神的性格と聴取の退化」講読(12) |
15 | 授業のまとめ―アドルノとベンヤミンの問題意識― |
その他 | |
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教科書 | アドルノ(三光・高辻訳) 『不協和音―管理社会における音楽―』 平凡社ライブラリー できれば上記「平凡社ライブラリー」版を入手いただきたいが、全受講者に諮った上で、①上記「物神的性格」論文のコピーを配布すること、②前期で扱ったベンヤミンの訳書『ボードレール 他5篇』(岩波文庫)の残りの評論を講読すること、のどちらかが可能性としてある。 |
参考書 | 授業中に適宜指示する |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(50%)、授業参画度(50%) 毎回出席を取る。出席率が50パーセントに満たない受講生は評価対象外とする。 |
オフィスアワー | 水曜日12:10~13:00、2号館21202 |