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美学特殊講義6

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科目名 美学特殊講義6
教員名 桑原 俊介
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ 芸術における真理と真実らしさ
授業のねらい・到達目標 古代ギリシア以来、芸術は「真理」や「真実らしさ」と深く関係してきました。「芸術は真理を表現しうるのか?」「芸術においては真理よりも真実らしさが重要なのか?」「虚構(フィクション)における真理はどのように考えられるのか?」この講義では、古代ギリシアから現代へといたる、芸術と「真理」および「真実らしさ」との関係性を、概念史にそくして概説することを試みます。
授業の方法 毎回レジュメを配布し、講義形式で授業を行う。
授業計画
1 イントロダクション:芸術における真理の分類
2 プラトンのイデア論における芸術と「真理」
3 アリストテレスの『詩学』における「真実らしさ」
4 光の形而上学(古代・中世・ルネサンス):真と美
5 17世紀フランス古典主義演劇論における「真実らしさ」:シャプラン、コルネイユ
6 17世紀確率論革命における論理学の変容:デカルト、パスカル、ライプニッツ
7 ゴットシェート、スイス派:可能世界
8 美学における美的(感性的)真理:バウムガルテン、マイアー
9 ドイツ古典主義とロマン主義
10 ヘーゲル:真理の意識化と芸術の終焉
11 ニーチェ:真理への意志と仮象への意志
12 ハイデッガー:真理の場としての芸術
13 デリダ:パレルゴン
14 フィクションにおける真理(1):ビアズリー
15 フィクションにおける真理(2)ルイス
その他
成績評価の方法及び基準 レポート(100%)
オフィスアワー 授業内で配布する質問シートに記入・提出してください。

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