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家族社会学演習1

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科目名 家族社会学演習1
教員名 久保田 裕之
単位数    1 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 社会学専攻
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 家族社会学の原書購読1(上級編)
授業のねらい・到達目標 この授業では、国際的な家族社会学研究における重要な論文・文献の講読を通じて、海外の家族社会学の理論・実証研究の枠組みと争点を把握することを目的とする。
授業の方法 少人数による演習形式で行う。具体的には、講読文献の各章を受講生で分担し、担当箇所に関するレジュメ報告をもとに議論する。レジュメは日本語でもかまわないが、翻訳が目的ではないので無理に訳す必要はない。レジュメを担当しない回でも、文献の該当箇所はざっくりと読んでくること。最終的に、講読文献を自分の修士論文にどのように役立てられるかについての簡単な講読レポート(A4で4頁程度)を提出する。
履修条件 ある程度の英語力が必要となるが、それほど難解な英語ではないので初回の授業ガイダンスに出て確認すること。
授業計画
1 授業ガイダンス:担当箇所の割り当てと年間計画
2 講読文献の概要と位置づけ
3 Chapter 1 Family theory after the Big Bang(1)
4 Chapter 1 Family theory after the Big Bang(2)
5 Chapter 2 Progress and decline: Modernism and anti-modernism(1)
6 Chapter 2 Progress and decline: Modernism and anti-modernism(2)
7 Chapter 3 System and liberation: Dialectics of modernity, division I(1)
8 Chapter 3 System and liberation: Dialectics of modernity, division I(2)
9 Chapter 4 Private and public: Dialectics of modernity, division II(1)
10 Chapter 4 Private and public: Dialectics of modernity, division II(2)
11 Chapter 5 The one and the many: Modernity and post-modernity(1)
12 Chapter 5 The one and the many: Modernity and post-modernity(2)
13 Chapter 6 Conclusion: The instabilities of post-modern social theory(1)
14 Chapter 6 Conclusion: The instabilities of post-modern social theory(2)
15 まとめ: 日本の家族社会学の特色と展望
その他
教科書 David Cheal, Family and the State of Theory [Paperback], University of Toronto Press, 1991, 2 edition
ウィニペグ大学(カナダ)の家族社会学者デイヴィド・チールの"Family and the State of Theory"の第2版、ペーパーバック版を用いる。遅くとも、3回目の授業までには入手しておくこと。
参考書 デイヴィド・チール 『家族ライフスタイルの社会学』 ミネルヴァ書房 2006年
同じくデイヴィド・チールの別の本の翻訳が出ているため、基本的な概念や背景についてはこちらも参照しながら講読を進めていく。
成績評価の方法及び基準 レポート(20%)、授業参画度(80%)
原書講読の授業なので、基本的には授業参加と授業への貢献(出席+レジュメ作成)80%に加えて、学期末に提出する講読レポート(A4で4頁程度)20%をもとに総合的に評価する。詳細は初回の授業ガイダンスで確認すること。
オフィスアワー 初回の授業ガイダンスで指示する。

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