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近代文学特殊講義3

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科目名 近代文学特殊講義3
教員名 紅野 謙介
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 国文学専攻
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 中里介山研究
授業のねらい・到達目標 いま作品や作家を研究するとはどういうことなのだろうか。中里介山の「大菩薩峠」は膨大なテクストであり、28年にわたって書き継がれた。これを首尾一貫した「作品」ととらえることができるのか。また介山というひとりの作家をとらえようとしたとき、どのような研究の視角、方法がありうるのかを実践的に考える。
授業の方法 講義と発表を組み合わせた授業を行う。学期末にレポートを課す。
授業計画
1 ガイダンス
2 中里介山という作家について
3 「大菩薩峠」とその書物史
4 最初の掲載紙「都新聞」をどう考えるか
5 大逆事件と中里介山
6 初出と初版の異同
7 「大菩薩峠」と音楽
8 支持者と反発
9 メディアミックスと演劇界との確執
10 石井鶴三との挿絵論争
11 映画界との葛藤
12 自費出版を貫徹する
13 戦争と植民地
14 日本文学報国会不参加
15 まとめ
その他
教科書 必要な資料はコピーかpdfで配布する。
成績評価の方法及び基準 平常点(40%)、レポート(40%)、授業参画度(20%)
オフィスアワー 第一回目の授業のときに指示する。

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