中古文学特殊研究３

授業テーマ	『源氏物語」と仏教　多義的な理解から作品主題へ
授業のねらい・到達目標	『源氏物語』の作品内に表れる仏教語彙の検討から作品を貫流する思念を探る。作品の主題が多義的に形成されていることを知り、それを具体的に炙り出す方法が探れるようになる。
授業の方法	具体的に作品に則して、関連語彙の抽出と、その理解（古注釈書・仏典などの調査と解読）を、先行研究などを参照しつつ、掘り下げる。

授業計画
1	問題のありかたの概観
2	公的な仏事に関わる事柄の検討（１）概観
3	公的な仏事に関わる事柄の検討（２）法華八講
4	公的な仏事に関わる事柄の検討（３）法華八講の淵源と『源氏物語」
5	出家とは（１）作品内の事項の分析
6	出家とは（２）作品内の僧侶の分析（１）
7	出家とは（３）作品内の僧侶の分析（２）
8	出家とは（４）作品内の出家者の分析（１）
9	出家とは（５）作品内の出家者の分析（２）
10	仏教関連事項の検討（１）善見太子（１）
11	仏教関連事項の検討（２）善見太子（２）
12	仏教関連事項の検討（３）常不軽行（１）
13	仏教関連事項の検討（４）常不軽行（２）
14	先行研究の総括との比較検討
15	総括

その他
教科書	プリントなどの用意はする。各自が調べた資料、などが検討材料となる。
成績評価の方法及び基準	平常点(20%)、レポート(60%)、授業参画度(20%)
オフィスアワー	授業終了後