文理学部シラバスTOP > 大学院博士前期課程 > 史学専攻 > 東洋史特殊講義6
日本大学ロゴ

東洋史特殊講義6

このページを印刷する

科目名 東洋史特殊講義6
教員名 須江 隆
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 史学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ 中国宋代筆記史料研究
授業のねらい・到達目標 中国史上の宋代は、唐宋変革という言葉からも明らかなように、一大変革期であったことは間違いない。しかしこれまでは、唐代との比較から、それとの相違点ばかりが強調され、300年間余り続いた宋代の時代性の把握が充分ではなかった。そこで当時編纂された筆記史料に関する講義と史料読解演習を通じて、中国史上の宋代の時代性と歴史性について学ぶ。この講義では、中国史上の宋代の時代性と歴史性を、講義と史料読解演習を通じて理解することにより、一時代を歴史的に把握するためのテーマ設定の視点や研究の手法を実践的に修得するところに到達目標を設定している。従って、宋代筆記史料研究を具体的事例として、修士論文の作成にむけた一連のプロセスを身に付けることができる。
授業の方法 授業全体の六割程度を演習形式でおこない、講義形式を併用する。
履修条件 漢文史料の読解にある程度習熟していることが望ましい。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 漢文史料の読解演習をおこなうので、事前にそのための辞書類の準備や漢文史料訓読に要する基礎的知識の習得をしておくこと。
授業計画
1 授業ガイダンス
2 『夷堅志』とそれが書かれた時代について
3 『夷堅志』の著者洪邁の伝記史料を読むⅠ
4 『夷堅志』の著者洪邁の伝記史料を読むⅡ
5 『夷堅志』の著者洪邁の伝記史料を読むⅢ
6 『夷堅志』の著者洪邁の伝記史料を読むⅣ
7 史料論としての『夷堅志』Ⅰ
8 史料論としての『夷堅志』Ⅱ
9 史料論としての『夷堅志』Ⅲ
10 『夷堅志』選読Ⅰ
11 『夷堅志』選読Ⅱ
12 『夷堅志』選読Ⅲ
13 『夷堅志』選読Ⅳ
14 課題学習-訳注稿の作成-
15 授業の総括
その他
教科書 授業時にプリント(参考資料)及び漢文史料読解演習用のテキストを配布する。
参考書 参考書、辞書・工具書類等については、授業中に随時紹介する。
成績評価の方法及び基準 平常点(40%)、レポート(50%)、授業参画度(10%)
オフィスアワー 講義時間の前後のみ、講師室にて可。

このページのトップ