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地球情報数理科学特論IV

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科目名 地球情報数理科学特論IV
旧カリキュラム名 地球情報数理科学特論IV
教員名 坂本 純一
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 地球情報数理科学専攻
学期 集中 履修区分 選択必修
授業テーマ わが国の公的年金制度、企業年金制度等の沿革と概要、役割、意義、制度の課題、制度の将来像についてアクチュアリーの視点を中心に考える。
授業のねらい・到達目標 わが国の公的年金制度、企業年金制度等の沿革と概要を解説することにより、制度の枠組みの理解を深めるとともに、制度の役割と意義についての認識を深め、併せて制度の問題点を認識し、制度の将来展望を試みることを目的とする。その際、actuarial scienceが制度にどのように関っているかの理解を深める。
授業の方法 12~1月頃に集中講義にて行う。
履修条件 なし
事前学修・事後学修,授業計画コメント 保険数学の初歩、および生命表・生命関数の初歩を学習しておくこと。
授業計画
1 序論(年金とは、年金の種類、わが国の所得保障体系)、社会保険制度の成り立ち(意義と役割)
2 社会保険の財政規模と制度を取り巻く社会経済環境、人口の数理
3 公的年金制度の骨格、公的年金制度の概要(1)(適用、給付)
4 公的年金制度の概要(2)(費用の負担、財政運営)
5 公的年金制度の概要(3)(積立金の運用、制度の基本的な統計)、公的年金数理のまとめ
6 わが国の老後の所得保証の三本柱、厚生年金基金制度の概要(1)
7 厚生年金基金制度の概要(2)、企業年金の数理と公的年金の数理の違いと共通性
8 確定給付企業年金制度の概要、確定拠出年金制度の概要
9 わが国の年金制度の歴史(1)
10 わが国の年金制度の歴史(2)、年金数理の考え方の変遷(変わらないもの、変わったもの)
11 海外の年金制度(1)
12 海外の年金制度(2)、諸外国の年金数理とわが国の比較
13 わが国の年金制度の課題と展望
14 現在の年金改正議論について
15 総合演習(制度と年金数理の接点を焦点にする。)
その他
参考書 権丈善一 『年金改革と積極的社会保障政策』 慶應義塾大学出版会 2004年 第1版
(社)日本アクチュアリー会 『年金 ((社)日本アクチュアリー会教科書)』 2004年
太田啓之 『いま、知らないと絶対損する年金50問50答 (文春新書)』 文藝春秋 2011年 第1版
成績評価の方法及び基準 平常点(20%)、レポート(50%)、授業参画度(30%)

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